がんばろうぜと歌うひと

エレカシ「俺たちの明日」について語ります。 2007年の発表ですが、私はいつどこでどうやって聞いたか覚えていなくて、ただじっと最後まで聞いて「こういう歌詞も書くようになったんだな」とある種の感慨を覚えました。 こういう、とは、我を抑えた歌詞。我…

この恋は本物の恋だから

BUMP OF CHICKENの藤原基央さんがご結婚されたとのことでお祝い申し上げます。とサクサク祝辞を述べられるくらいのまだ軽いファンである私は、ネットの噂(?)で「新世界」は奥様のことを歌っていると言われているとかいないとかで、ああ、世の中ってあんま…

ジョバンニは波打ち際でボタンを拾う

さて、米津玄師さんの新アルバム「STRAY SHEEP」の感想です。 一番好きなのは「カナリア」です。ド少女漫画だけどメロウになり過ぎず、愛の希望を感じさせる歌。 いいよ あなたとなら いいよ 二度とこの場所には帰れないとしても あなたとなら いいよ 歩いて…

愛しているよと歌うひと

今回は宮本のおじさんのお話です。 NHKのドラマ「ディア・ペイシェント」の主題歌「P.S. I love you」を宮本さんがお歌いになっていますが、タイトルが発表された時点で「はっ?ピーエスアイラブユー??」と虚をつかれたというか、最近の宮本くんの言葉選び…

「ホットロード」再読

米津さんの新曲「感電」を聞いてます。(ちゃんとホットロードにつながりますので、このまま読み進めてくださいませ) 「肺に睡蓮 遠くのサイレン 響き合う境界線」このフレーズ、韻を踏むといった生易しいものではなく、言葉の持つ音の連想が止まらない人が…

私の愛は

私の愛は 時にひまわりになって 雄弁に語りかける 陽射しを正面に受けて 嬉しいのかせつないのか わからなくなる 太陽は遠く 私は朝と昼を待ち焦がれる 私の愛は 時につゆ草になって 沈黙の闇に沈む 月を見上げては あふれる涙が露となって この身を濡らす …

政治的発言とは

私が韓国ドラマにハマったのは、NHKBS2「チャングムの誓い」(2004-2005)からです。うちはBS契約をしていないので実家で録画してもらった物を見て、後半はDVDを購入して見ました。韓流ブームを起こした「冬のソナタ」がNHKBS2で2003年放送なので、そのすぐ…

クレーム対応の心得

世の中クレームが増えているようですね。パンデミックで人心が荒れているんですね。 お役に立てるかわかりませんが、私はサービス業に従事して約30年、イコール、クレームと戦ってきた年月ですので、対処法を書いておきます。ネットで具体的な仕事の話などで…

あなたが咲かせた花を

あなたが咲かせた花を 誰も見なかったでしょうか 私はそうは思わない 今日は出会わなかっただけ あなたの小さな問いかけは どこにも届かなかったでしょうか 私はそうは思わない 相手はまだ返事を探しているのです 今日あなたが生み出した 香りや声は広がって…

高名の木登りの話

困難がやってきた時の私の対処法は2つあります。 ひとつは「高名の木登り」(徒然草)。 木登り名人と呼ばれた人が、木に登った人に、高くて危ない所にいる時は特に何も言わず、あと少しで着地できるというところまで下りてきた時に「気をつけろ」と言う。 …

月は輝き続ける

今回は宮本さんのソロ活動についてと、少々私の自分語りになります。 宮本さんがソロ活動をすると知った時、私の感想は「ああ、そうなんだ」だけでした。エレファントカシマシのことはエレファントカシマシが決めることだし、一介のファンである私は見せられ…

愛には愛が返ってくる

宮本浩次さんのソロアルバム「宮本、独歩」の感想なんですが、ちょっと感想になるか自信がありません。 というのも、先行配信されなかった「Fight!Fight!Fight!」と「旅に出ようぜbaby」の2曲を聴いて放心しているからなんですが・・・。 「Fight!Fight!Fig…

プレイリストふたつ

私は音楽はほとんどipod touchで聴きます。10数年前に買って、当初はNHKのハングル講座と韓国ドラマのサントラやkpopをよく聴いてました。アルバムの曲順で聴くのが好きなのでプレイリストはほとんど作ってなかったのですが、ちょっと思い立ってエレカシのリ…

橘則光という人

清少納言の最初の夫、橘則光について今回は書いてみたいと思います。前回の話を書く際に、角川ビギナーズ・クラシックス「枕草子」をぱらぱら読み返して、初めてこの人物が頭に入りました。 枕草子内での一般的な人物像としては ・武骨な好人物で笑いを誘う…

自由、とは

今年の書き始めはエレカシの「自由」(2018年)です。 外に出りゃあビルの合間に月浮かび 気にかかる仕事を終えた帰り道 電灯に照らされ若葉おもたげ宵の公園 初夏の風を吸い込む 空いている真夜中の首都高 明日が休みだって日の前日の夜 電話に久しぶり思い…

a whole new world

今年はエレカシのことをずっと考えていました。 やっぱり宮本いいヤツだな、好きだな、エレカシの音も好きだな、と思うと同時に、私の人生なぜ今ここで宮本浩次に恋に落ちた??とちょっと気が遠くなりかけてます。なんで私こんなに宮本好き好き状態になった…

「誰かのためになにかをしたいと思えるのが」

今回は漫画について少し語ります。 何かの作品についてではなく、私の漫画に対するスタンスというか、何を考えて漫画を読んできたかを書いておきたいなと思いました。 私が10代の頃は、「漫画を読むと頭が悪くなる」と言われていました。「~は子供をダメに…

私の胸に流れる星は

BUMP OF CHICKEN「流れ星の正体」の感想です。大丈夫です。今回は怖いことは言いません(前回ちょっと怖いこと言ったという自覚はある)。ご安心くださいね。 この曲はYouTubeの藤原さんの弾き語りで最初に聴きました。画面にずっと手書きの歌詞が出ていて、…

瀬をはやみ岩にせかるる滝川の

一人を決めるってどんな感じ? 一人を決めるってどうやって? 結局、私にはわからないままだった 決められないまま ここまで来た さて、山下彩花はアラフォーになりました。 ひとりで働いて、ひとりで食って生きています。それでも、結構ご機嫌です。そもそ…

米津ワールドの女の子 その3

米津玄師「でしょましょ」の感想です。 久しぶりに歌詞の中に女の子がいる!と思って小躍りしました。 如何でしょ あたしのダンスダンスダンス ねえどうでしょ? それなりでしょ? 一人きり 見よう見まねで憶えたよ 凄いでしょ? 異常な世界で凡に生きるのが…

パク・ユチョン「Sotsugyou」

パク・ユチョンのアルバム「Slow Dance」(2019年)の中に「Sotsugyou」が収録されています。尾崎豊「卒業」の韓国語カバーです。 私は20代の頃、尾崎豊のファンではありませんでした。その饒舌な歌詞があまり好みではないからです。ヒット曲以外は知らない…

「今は二月たつたそれだけ」

今日は詩について語ります。 そもそも、詩とどうやって出会ったかというと、たいへんに物理的で即物的で味気ないのですが、小6の時に中学受験の塾に行きまして、そこでポケットサイズの詩集を2冊もらったのです。なぜ塾で詩集を配布したかというと、志望校…

夏目漱石「琴のそら音」

今回は、好きな小説のお話です。夏目漱石の「琴のそら音」という短編小説をご存知でしょうか。1905年、「吾輩は猫である」と同年に発表されてます。漱石がまだ文豪でもなんでもなかった時期ですね。主人公は、大学を出たての男性で、東京の一軒家に婆やと一…

"You'll never see me cry"

今回は、宮本さんのソロシングル「昇る太陽」「going my way」「解き放て、我らが新時代」を通して聴いた感想です。これらは宮本版レリゴーかなと思いました。「アナと雪の女王」の「Let It Go」。 「謂わば こんなルールない 勝ち負けもない my way でゆこ…

僕の瞳に映る君

7月7日にエレカシの日比谷野外音楽堂ライブを外で聴きまして、20数年振り(!)に宮本くんの生の声を聴いた喜びもさることながら、セットリストの前半が「恋するエレファントカシマシ」でしたね、というところから今回はお話しします。 特に、5番目の「面…

灰かぶりは新世界に足を踏み入れる

今回はBUMP OF CHICKENの「新世界」の感想です。 この曲はロッテ70周年記念のスペシャルアニメーション 「ベイビーアイラブユーだぜ」のテーマソングです。2018年12月11日公開。 ツイッターで流れてきたこのアニメを見て好きになって、YouTubeでぐるぐるくり…

いつ見きとてか恋しかるらむ

今回は宮本くんのお話です。 宮本くんは1976年にみんなのうた「はじめての僕デス」をお歌いになってます。10才の時ですね。エレカシのファンにとっては有名エピソードです。 私は当時この歌を聞いたのを覚えています。なんで覚えているかというと、この少し…

アリスは瞬く間に秘密の花園に落っこちる

菅田将暉さん「まちがいさがし」、米津さん作詞作曲、の感想です。 菅田さんの声はいいですよね。「正義が乗って、そこに真実がこもる声」という感じがします。 「ごちそうさん」でファンになって、「民王」「女城主直虎」「dele」「まんぷく」は見ました。N…

そこは天使が住まう街

宮本さんソロの新曲「解き放て、我らが新時代」をぐるぐる聴いております。かっこいいですよね、この宮本様。でも、やっぱり歌詞にさらっと「涙」って出てくるんだな、とも思っております。涙か。泣いてると見過ごせないんだよ、余計なお世話だってわかって…

Nighthawksの歌と絵と

今回は米津さんの話を中心に進めます。 別に米津さんのことを忘れたわけではなく、飽きたわけでも、ましてや嫌いになったわけでもないですよ。こういう説明はおかしいし、いらないと思うのですが、このブログの流れを見ると、米津話が突然終わっているように…