米津玄師「LOST CORNER」の感想です。 アルバムを通して聴いた感想は「引きこもりが外に出た」という印象です。リズムが明るくて軽快。音が軽いのではなく、リズムの描く世界が明るい。 いいなと思った曲は「マルゲリータ」「LENS FLARE」「LOST CORNER」か…
今年のエレファントカシマシのお誕生日にツイートした内容を備忘録としてまとめておきます。誕生日に女の子が話しかける設定の超ショートショートです。 3月18日 石森敏行さん 石森くん、今日お誕生日だよね!おめでと!これあげる! ねーねー、今度文化祭…
エレファントカシマシに聞きたいこと、今回はSNSについてです。 前置きしておくと、これは「問いかける」という形をとった私の思考の整理ですので、本気でご本人たちに聞きたいということではありません。節度と常識を保った思考の記録に過ぎませんので、あ…
こんにちは、最近は太宰治を読んでおります。中学生の時に「斜陽」を読みかけてそのままでしたが、最愛の宮本浩次さんがお好きだと聞いたのでとりあえず読んでみるかと思い立ったのです。 結論、面白かった。人物の語りよりも情景描写などの地の文の方が知性…
4月25日、有明アリーナで BUMP OF CHICKEN にようやく会えました! と思っていたせいかどうか、序盤の「メーデー」で涙が自然と流れ出てしばらく止まりませんでした。喜怒哀楽はそこには無く、音と自分だけしかなく、何かを思う間もなく泣いていたので泣き…
BUMP OF CHICKENのチケットが取れて嬉しくて予習に余念がない今日この頃です。現ツアーのセットリストやアルバムをランダムに聴いたり、最近のシングルをまとめてシングルオブチキンというプレイリストを作ったり。 いくつか感想をつらつら書いてみます。 「…
今年最後の更新です。 今年はエレファントカシマシのステージを30年振りくらいに見られて幸せでした。会場で足元からエレカシの音が立ち上がってくるのを感じつつやっぱり好きだなあと思いました。 石森くんがツイッターを始めたことも嬉しかったのですが、…
エレファントカシマシ35周年改めておめでとうございます。諸々感想書いていきます。 新曲「No more cry」「Hello. I love you」について 大河のフィナーレ感があるなと思いました。青年期の急流を経て広くゆるやかになった川辺に立つ人の、最後の海に辿りつ…
サマーソニック配信のリアム・ギャラガーを見て魂を奪われたので今更ながらですがオアシスの歌詞について感想を書いてみます。作詞はお兄ちゃんのノエルさんですね。 Don’t look back in anger について前々から思っていたのですが、slip と slide がキーワ…
コンサートにおけるスマホライト案件、スライダーズ5月3日武道館の話から入ります。 アンコール1曲目「のら犬にさえなれない」の演奏中に会場のあちこちでスマホライトがぽつりぽつりと灯りはじめました。 この曲は、「遊びすぎた夜」「うかれすぎた夜」…
私はコロナは何も落ち着いていないと思っています。マスク、手洗い、換気、三密を避けるをずっと守っています。ウイルスに関して何の知識もない私は専門家の話に学ぶしかないと思っています。 私の仕事はお客様が存在するサービス業ですが、世の中で感染者が…
ロックコンサートにおける手拍子について考察を少々。 BUMP OF CHICKEN の藤原さんが「若い頃に演奏を中断して手拍子を止めたことがあったが、手拍子自体は嬉しいけれど歌いにくかった。それを当時は上手く言えなかった」と今年のツアーで話されていたそうで…
宮本浩次さんのバースディコンサートが6月12日に開催されますが、仕事でエントリーすらできなくて淋しいので歌詞の考察をちょびっと書いて気を紛らわせます。 宮本さんの歌詞は上下運動です。天と地と言ってもいいでしょう。 「明日への記憶」から 「鳥が影…
今回はマスクと私についてお話しします。 私は20代の頃からカバンにいつもマスクを常備しています。きっかけは、電車で酔っ払い集団と乗り合わせることがたびたびあり、お酒くさい空気を吸いたくないと思ったからです。 30代前半のある日、友人と夕飯の待ち…
スライダーズ武道館の私的記録です。 「ロックコンサートにおける手拍子問題」スライダーズでも検証しました。そもそもこの話題を初めて知ったのは若い頃に聞いたラジオで蘭丸さんが話していたからです。私の中にこのテーマを植え付けたのはスライダーズなの…
「yes.I.do」とアリーナツアーの感想です。 yes.I.doというタイトルを見て私は真っ先にピリオドが気になりました。文法上は打たない場所なので意図が知りたいと思ったのですが、ラジオ出演2件でのお話によると、結論、深い意味はないそうで、宮本さんが気合…
エレファントカシマシの「彼女は買い物の帰り道」と現在のツアー内容について語りますので、これから名古屋、大阪に行かれる方は読まない方がよいですよー! 有明アリーナに2日行きまして大変楽しかったです。ツアーそのものの感想は別途改めて書きますが、…
「石田は常盤橋を渡って跡へ戻った。そして室町の達見へ寄って、お上さんに下女を取り替えることを頼んだ。お上さんは狆の頭をさすりながら、笑ってこう云った。 『あんた様は婆あさんがええとお云なされたがな。』 『婆あさんはいかん。』 『何かしましたか…
あけましておめでとうございます。その2です。 ①2017年「A-Studio」出演について 2点ほど驚きました。ひとつは高緑さんの「(4人でずっと一緒にいるのは)当たり前だと思ってた」 は???!!!とファンになって最大級と言ってもいいくらいビックリしま…
宮本浩次さんのソロ活動が一区切りつくとMUSICAのインタビューで読んだので、改めてふたつほど感想です。 ①ソロツアー中のインスタグラム「旅日記」を全部削除したことについて 私は基本的に誰のどういう行動も発言も「なんか理由があるんだろうな」と受け止…
エレファントカシマシに聞いてみたいなと思うことを書きとめておきます。 2019年にファンに復帰してからあれこれ考えていたんですよ。 ①最初のアルバムに恋愛の歌がないのはなぜですか? たいへん俗な考えなんですが、女の子にキャーキャー言われる歌をうた…
久しぶりに米津さんの歌の感想です。最新の「KICK BACK」から。 「いつか見た地獄のいい所」「良い子だけ迎える天国じゃ どうも生きらんない」世間的にいわゆる悪い子が歌ってるのかなと思いました。自分は地獄に行くと思っていて「幸せになりたい 楽して生…
エレカシ2022野音の感想につながる話です。 2018年の30周年さいたまスーパーアリーナと2019新春をAmazon primeで見ていたのですが、どちらも宮本さんが泣く場面があってちょっと引っかかっていました。ライブに通い慣れているファンの方々のブログを読むとス…
「rain -愛だけを信じて-」の感想を改めてちょっとだけ書いておこうと思います。 そもそもエレファントカシマシの歌は「男男俺俺行け行け」が主流に聞こえると思います。決して高圧的ではないのは、独白というか自分に対する叱咤激励のニュアンスが強くて、…
コーネリアス「Point」の感想です。 このアルバムは聴いていて本当に気持ちがいいなと思いました。歌詞にストーリーもいわゆる「言いたいこと」もなく、言葉は完全に音として扱われている。音の形で語りかけてくるというか、何か音の話法?文法?文脈?があ…
歌うことが好きな君と出会ったのは 僕らがまだ十にも満たない頃 うちに遊びに来ては椅子に乗って 流行りの歌を歌ってた 日曜日のデパートで一緒に飲んだクリームソーダの泡が こみあげる君への想いだと自覚したのは それから数年後 夏休みの昼寝がタオルケッ…
今回はフローレンス・ナイチンゲールについて少しお話します。私は30代前半頃に伝記を読んで以来、ガチ&マジでナイチンゲールリスペクト人間なんです。 フローの考えで好きなところを著作「看護覚え書」から引用しますと 「責任者たちは往々にして、『自分…
アルバム「縦横無尽」から「十六夜の月」の感想をやっぱり書いておこうと思います。 この歌は宮本くんの「今」なんだなと最初に聴いて思いました。歌詞に「ヤバイくらいに恋こがれ」というフレーズがありますが、「ヤバイ」という現代語が画期的なんですよ。…
今回はちょっと厳しい話です。映画関係者による性暴力が問題化されて改善に向けての努力も報じられていますが、映画館での痴漢撲滅も合わせて考えてもらえないかと思います。 私は20代前半に映画館で痴漢にたびたび遭遇したため、以降、映画館に行くのはやめ…
前回、音楽雑誌を読んでいた頃を思い出したので、思い出しついでにミュージシャンの発言で記憶に残っているものを書いておきます。文言は発言そのままではなく要旨としてまとめたものです。 「ファンは歌詞に感動しましたとは言うが、自分の音を聴いてくれな…