2019-01-01から1年間の記事一覧

a whole new world

今年はエレカシのことをずっと考えていました。 やっぱり宮本いいヤツだな、好きだな、エレカシの音も好きだな、と思うと同時に、私の人生なぜ今ここで宮本浩次に恋に落ちた??とちょっと気が遠くなりかけてます。なんで私こんなに宮本好き好き状態になった…

「誰かのためになにかをしたいと思えるのが」

今回は漫画について少し語ります。 何かの作品についてではなく、私の漫画に対するスタンスというか、何を考えて漫画を読んできたかを書いておきたいなと思いました。 私が10代の頃は、「漫画を読むと頭が悪くなる」と言われていました。「~は子供をダメに…

私の胸に流れる星は

BUMP OF CHICKEN「流れ星の正体」の感想です。大丈夫です。今回は怖いことは言いません(前回ちょっと怖いこと言ったという自覚はある)。ご安心くださいね。 この曲はYouTubeの藤原さんの弾き語りで最初に聴きました。画面にずっと手書きの歌詞が出ていて、…

瀬をはやみ岩にせかるる滝川の

一人を決めるってどんな感じ? 一人を決めるってどうやって? 結局、私にはわからないままだった 決められないまま ここまで来た さて、山下彩花はアラフォーになりました。 ひとりで働いて、ひとりで食って生きています。それでも、結構ご機嫌です。そもそ…

米津ワールドの女の子 その3

米津玄師「でしょましょ」の感想です。 久しぶりに歌詞の中に女の子がいる!と思って小躍りしました。 如何でしょ あたしのダンスダンスダンス ねえどうでしょ? それなりでしょ? 一人きり 見よう見まねで憶えたよ 凄いでしょ? 異常な世界で凡に生きるのが…

パク・ユチョン「Sotsugyou」

パク・ユチョンのアルバム「Slow Dance」(2019年)の中に「Sotsugyou」が収録されています。尾崎豊「卒業」の韓国語カバーです。 私は20代の頃、尾崎豊のファンではありませんでした。その饒舌な歌詞があまり好みではないからです。ヒット曲以外は知らない…

「今は二月たつたそれだけ」

今日は詩について語ります。 そもそも、詩とどうやって出会ったかというと、たいへんに物理的で即物的で味気ないのですが、小6の時に中学受験の塾に行きまして、そこでポケットサイズの詩集を2冊もらったのです。なぜ塾で詩集を配布したかというと、志望校…

夏目漱石「琴のそら音」

今回は、好きな小説のお話です。夏目漱石の「琴のそら音」という短編小説をご存知でしょうか。1905年、「吾輩は猫である」と同年に発表されてます。漱石がまだ文豪でもなんでもなかった時期ですね。主人公は、大学を出たての男性で、東京の一軒家に婆やと一…

"You'll never see me cry"

今回は、宮本さんのソロシングル「昇る太陽」「going my way」「解き放て、我らが新時代」を通して聴いた感想です。これらは宮本版レリゴーかなと思いました。「アナと雪の女王」の「Let It Go」。 「謂わば こんなルールない 勝ち負けもない my way でゆこ…

僕の瞳に映る君

7月7日にエレカシの日比谷野外音楽堂ライブを外で聴きまして、20数年振り(!)に宮本くんの生の声を聴いた喜びもさることながら、セットリストの前半が「恋するエレファントカシマシ」でしたね、というところから今回はお話しします。 特に、5番目の「面…

灰かぶりは新世界に足を踏み入れる

今回はBUMP OF CHICKENの「新世界」の感想です。 この曲はロッテ70周年記念のスペシャルアニメーション 「ベイビーアイラブユーだぜ」のテーマソングです。2018年12月11日公開。 ツイッターで流れてきたこのアニメを見て好きになって、YouTubeでぐるぐるくり…

いつ見きとてか恋しかるらむ

今回は宮本くんのお話です。 宮本くんは1976年にみんなのうた「はじめての僕デス」をお歌いになってます。10才の時ですね。エレカシのファンにとっては有名エピソードです。 私は当時この歌を聞いたのを覚えています。なんで覚えているかというと、この少し…

アリスは瞬く間に秘密の花園に落っこちる

菅田将暉さん「まちがいさがし」、米津さん作詞作曲、の感想です。 菅田さんの声はいいですよね。「正義が乗って、そこに真実がこもる声」という感じがします。 「ごちそうさん」でファンになって、「民王」「女城主直虎」「dele」「まんぷく」は見ました。N…

そこは天使が住まう街

宮本さんソロの新曲「解き放て、我らが新時代」をぐるぐる聴いております。かっこいいですよね、この宮本様。でも、やっぱり歌詞にさらっと「涙」って出てくるんだな、とも思っております。涙か。泣いてると見過ごせないんだよ、余計なお世話だってわかって…

Nighthawksの歌と絵と

今回は米津さんの話を中心に進めます。 別に米津さんのことを忘れたわけではなく、飽きたわけでも、ましてや嫌いになったわけでもないですよ。こういう説明はおかしいし、いらないと思うのですが、このブログの流れを見ると、米津話が突然終わっているように…

めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に。

山下彩花の一週間は明快だ。 月・水はボーイフレンドと会う日。火・木は数学と英語の塾。金は何もしない日。土はピアノ。日曜は何もしないか、真菜と遊ぶ日。 今日は金曜だが、予定通り何もせずに帰りの電車に乗った。 「真菜、今度の日曜空いてる?」 「あ…

エレファントカシマシ「Easy Go」

「Easy Go」を、確かテレビでだったと思いますが、最初に耳にした時、「つわものどもの夢のあと 21世紀のこの荒野に」エレカシは生き残ったね、と思いました。デビュー当時はバンドブームでいろんな才能が現れて、群雄割拠の時代だったと思う。あれから30年…

エレファントカシマシ「今宵の月のように」

その日、私はJR湘南新宿ラインを北へ向かっていたのですが、赤羽駅の発車メロディがエレカシの「今宵の月のように」であることを、その場で直に聞いて初めて知りました。なんの前知識もなかったので、その衝撃たるや「よかったねえ!!ここまで来たんだねえ…

米津玄師「Flowerwall」

私は「Flowerwall」を「お迎えソング」と呼んでいます。メロディがあまりにキレイで「このままお迎えが来てもいい・・・」と思ったからです。2、3回はぼんやり聴いたところで、ふと歌詞が立ち上がってきました。 フラワーウォール 目の前に色とりどりの花…

ボブ・ディランがノーベル文学賞をもらっても世界は変わらないのか

ちょっと思うところあって、米津さんのインタビューをいくつか読んでみました。「思うところ」はまた別にまとめますが、とりあえずびっくりしたのは、歌詞についてあんまり褒められてなくないですか??なぜ?それとも、これでも世間は十分に褒めているつも…

忍ぶることの弱りもぞする話

たぶん 最初から好きだった いつが初めかなんて覚えてないけど 気がついたら 好きだった あの人を 遠い人 「山田くん、みんなでカラオケ行こって言ってるけど」 「あー、俺いい。今日は騒ぎたくない」 「・・なんか具合悪い?」 「いや、別にそういうわけじ…