2022-01-01から1年間の記事一覧

宮本浩次ソロ活動の感想です

宮本浩次さんのソロ活動が一区切りつくとMUSICAのインタビューで読んだので、改めてふたつほど感想です。 ①ソロツアー中のインスタグラム「旅日記」を全部削除したことについて 私は基本的に誰のどういう行動も発言も「なんか理由があるんだろうな」と受け止…

エレファントカシマシに聞いてみたいこと その1

エレファントカシマシに聞いてみたいなと思うことを書きとめておきます。 2019年にファンに復帰してからあれこれ考えていたんですよ。 ①最初のアルバムに恋愛の歌がないのはなぜですか? たいへん俗な考えなんですが、女の子にキャーキャー言われる歌をうた…

米津玄師「KICK BACK」

久しぶりに米津さんの歌の感想です。最新の「KICK BACK」から。 「いつか見た地獄のいい所」「良い子だけ迎える天国じゃ どうも生きらんない」世間的にいわゆる悪い子が歌ってるのかなと思いました。自分は地獄に行くと思っていて「幸せになりたい 楽して生…

エレファントカシマシ2022野音

エレカシ2022野音の感想につながる話です。 2018年の30周年さいたまスーパーアリーナと2019新春をAmazon primeで見ていたのですが、どちらも宮本さんが泣く場面があってちょっと引っかかっていました。ライブに通い慣れているファンの方々のブログを読むとス…

宮本浩次「rain -愛だけを信じて-」

「rain -愛だけを信じて-」の感想を改めてちょっとだけ書いておこうと思います。 そもそもエレファントカシマシの歌は「男男俺俺行け行け」が主流に聞こえると思います。決して高圧的ではないのは、独白というか自分に対する叱咤激励のニュアンスが強くて、…

コーネリアス「Point」

コーネリアス「Point」の感想です。 このアルバムは聴いていて本当に気持ちがいいなと思いました。歌詞にストーリーもいわゆる「言いたいこと」もなく、言葉は完全に音として扱われている。音の形で語りかけてくるというか、何か音の話法?文法?文脈?があ…

歌うことが好きな君と

歌うことが好きな君と出会ったのは 僕らがまだ十にも満たない頃 うちに遊びに来ては椅子に乗って 流行りの歌を歌ってた 日曜日のデパートで一緒に飲んだクリームソーダの泡が こみあげる君への想いだと自覚したのは それから数年後 夏休みの昼寝がタオルケッ…

ナイチンゲール「看護覚え書」

今回はフローレンス・ナイチンゲールについて少しお話します。私は30代前半頃に伝記を読んで以来、ガチ&マジでナイチンゲールリスペクト人間なんです。 フローの考えで好きなところを著作「看護覚え書」から引用しますと 「責任者たちは往々にして、『自分…

宮本浩次「十六夜の月」

アルバム「縦横無尽」から「十六夜の月」の感想をやっぱり書いておこうと思います。 この歌は宮本くんの「今」なんだなと最初に聴いて思いました。歌詞に「ヤバイくらいに恋こがれ」というフレーズがありますが、「ヤバイ」という現代語が画期的なんですよ。…

映画館で映画を見るということ

今回はちょっと厳しい話です。映画関係者による性暴力が問題化されて改善に向けての努力も報じられていますが、映画館での痴漢撲滅も合わせて考えてもらえないかと思います。 私は20代前半に映画館で痴漢にたびたび遭遇したため、以降、映画館に行くのはやめ…

記憶を遡る

前回、音楽雑誌を読んでいた頃を思い出したので、思い出しついでにミュージシャンの発言で記憶に残っているものを書いておきます。文言は発言そのままではなく要旨としてまとめたものです。 「ファンは歌詞に感動しましたとは言うが、自分の音を聴いてくれな…

インタビューを読むということ

インタビュー記事を私がどう読んでいるか、備忘録的な話です。整理しようと思ったのは小山田圭吾さんの件をずっと考えているからです。件のインタビュー(ネットで読めるだけですが)とそれを受けてのネットの言説を読んでも小山田さんに悪い印象はまったく…

モンゴメリの恋

こんにちは、今回はモンゴメリのお話です。 NHK総合で「アンという名の少女3」が放送中ですが、第7話でダイアナとジェリー(カスバード家の使用人の男の子。ふたりは周囲に内緒で親密になっている)が本の感想を話す場面があります。ジェリーはダイアナほ…