浮雲男

こんにちは。今回はちょっと思い出話をしたいと思います。エレカシの話です。

SPICEのインタビュー https://spice.eplus.jp/articles/287583 で宮本さんが「ファンの人って、やっぱり孤独なんだよね。『エレカシって知ってる?』って言っても、知らない人がほとんどだし、知ってる人がいたとしても『あの頭をグシャグシャってやる人?』とか」とおっしゃっていました。

私がネットを始めた頃、エレカシから離れていた頃ですが、主に漫画話をする個人の掲示板に参加していました。常連さんたちと仲良くやりとりをしていたある日、「浮雲男」というハンドルネームの人が入ってきました。エレカシ初期の代表曲名です。これは・・!と思った私は「浮雲男さんってエレカシのファンですよね?私もです」と話しかけ、そこから交流が始まりました。

普段は漫画の話をメインでしていたのですが、常連のひとりの女の子がエレカシについて語ったことがありました。それはファンではない人による客観的な意見で、ちょっと冷たい印象を受けるものでした。内容は忘れましたが、そう見えるかもしれないけど、でも違うんだよ、と思ったので、黙っていたくなくて自分の考えを書いたのですが、浮雲男さんも私と似たような考えを書き込んだので、その女の子をふたりがかりで説得するような形になってしまい、どうしよう、大丈夫かなと思っていたのですが、「エレカシファンのふたりに言われちゃった」という柔らかい受け方をしてくれてほっとしました。

浮雲男さん、その掲示板ではいつの間にか浮ちゃんと呼ぶようになったのですが、浮ちゃんは日本海側に住んでいて、エレカシよりも一回りくらい年下で、文章が上手でとても頭の良い男の子でした。エレカシのファンは本当に全国津々浦々にいるんだなあ、いるようになったんだなと嬉しく思ったものです。

そして、エレカシのファンは年齢性別に関係なく「エレカシになんか言われたら自分たちが守らなくては!」という共通認識が言わずもがなであるんだなと確信が持てた出来事でもありました。

浮ちゃんとは個人的な連絡先の交換はしなかったので数年後にはやりとりは途絶えてしまいましたが、きっと「宮本、独歩」も「ROMANCE」も聴いているだろうから、浮ちゃんの感想が聞きたいなと今でも思います。バースディコンサートの配信も見たかもしれない。

宮本くんはまだまだファンの濃い愛情がわかってないなーと思います。孤独なんかじゃないし、エレカシの皆様が思っているよりずっと愛されていると思っていいですよ。ファンの愛をもっと信じてくださいね。

エレカシから離れていた間でも、こういういざ鎌倉的な地下活動(?)はしておりましたよ、というお話でした。

 

 

では、また